0804
街を辞めた。
まぁ孤独だと感じていたからである。
どこまでも僕は孤独だったのだ。
昔から今までずっと。
友達はいた気がした。水曜は遊び、そのほかの日は夜遅くまで部活動に励んでいた。
それだけで充実していたように思える。
いや孤独だった。
結局心は開けなかった。
そのことに気がついてしまった。
今は心を開いているがまだ孤独が残っている様に思える。
その中で苦しみもがいている。
急に遊びたくなる時がある。
ドキドキするような遊び。
いつまで経っても喜べる遊び。
外に出て紛らわせる遊び。
自室にこもって生産する喜び。
いつまで経っても心の中はぽっかりと穴が空いている。
自分の拙い言語で頼りない部分はあるが、きっといつか芯を持った発言ができると信じている。
まぁ少しずつ遊べる人が増えてきたのはいいことだと思う。
だけどさ、今までのことを振り返るとコロナ禍以前は人と接しすぎていた。
だがコロナ禍以降だと人と接しすぎないでいる。
だから少しぐらい出社した方が元気になれるし、多少の寂しさは紛れる。
何も音がしない部屋でぐったりとしてると思考が反芻し止まらない。
マインドフルネスとか言葉では簡単にいうけど思考を止めることができない。
特に何もせずに呼吸に意識を向けて何もしないってことができない。
結局何もしないことがいいことなのではなかろうかって思えてきた。
寝そべり族は実は正しい選択をしているのではなかろうかと思う。